「春宵」
料亭御宿 坂本屋
以前 旧知の仲である女将から、坂本屋もいつか描いてくださいと言われたが、絵にならん…と甚だ失礼なことを言ってしまったことがある(笑)
御亭の前を歩いていたら、なかなか絵になるではないか!ふと描きたい衝動に駆られた。
裏部屋にでも掛けてくださったら光栄である。受け取ってもらえればの話だが…
タイトルの『春宵』は
春宵一刻値千金…中国北宋の詩人 蘇東坡の詩 『春夜』の一節です。
蘇東坡は農民から献上された豚を煮込んで味をつけいわゆる豚の角煮…東坡肉を完成させて農民に返上したと言われています。
卓袱料理には必ず登場する豚の角煮は料亭『坂本屋』では東坡煮と呼ばれ自慢の逸品…だと思う。